競馬マイノリティ

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昨年とは異なるタフな馬場

東京スポーツ杯2歳ステークス

年内の東京開催も残すところ2週、今週からCコース替わりとなる。
今開催開幕週に行われた毎日王冠は今年含めた近10年で6~8枠が6勝を挙げる外枠が優勢のレースに対して、当レースは近10年で1~3枠が6勝を挙げる内枠優勢の傾向にある。
CコースになりAコース時と比べて6mほど馬場内側がカバーされるため、道中内ラチ沿いを立ち回るメリットが大きいためだ。

そして東京芝1800mというコース形態は、1~2コーナー間のポケットから2コーナーへ向かって約160m斜めに横切るような形で入り向正面直線へと合流する構造上、内のテンの遅い先行馬や後方からレースを進めたい馬が外枠の馬に被されるとコーナーへ入る角度の関係で窮屈になりやすい。
特に目の前を遮られる形になりやすい中枠の馬にとっての不利が大きく、成績も振るわないため注意したい。

※近10年4,5枠成績
4枠(0,0,0,15)
5枠(0,2,1,12)

マイルチャンピオンシップ

京都競馬場改修工事に伴って昨年に引き続き阪神外回り芝1600mでの施行となる。
昨年は時計が出やすい良好な馬場状態だったが、今年はロングラン開催のAコース7週目で内ラチ沿いの傷みもかなり目立つ。
先週のデイリー杯2歳S昨年よりも2.7秒遅い勝ちタイムだった。2歳戦の小頭数とレース自体はスローペースではあったが、4コーナーを2番手以内で通過した3頭が4,5,6着へ沈み、後方から競馬をした差し追い込み馬のワンツースリー決着となり先行馬にとってはかなりタフな馬場状態と言える。

上位人気に推されるであろう昨年の1,2着馬は全く異なる馬場状態での競馬となり本来のパフォーマンスを発揮できるかは疑問である。
加えて今回は両者共に苦手パターンのローテーションでの出走となることからも先週のエリザベス女王杯同様に一波乱も二波乱もあっても全く不思議ではない。

※グランアレグリア
中3週以下or降雨or道悪(0,2,1,2)
上記以外(8,0,1,0)
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※インディチャンプ
前走から中8週以上(1,2,2,4)
前走から中7週以下(6,0,3,2)
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