競馬マイノリティ

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先週同様のアプローチ

愛知杯

3日間開催で行われた芝レースは全13レース中11レースで4コーナーを3番手以内通過した馬が勝利、差して勝利した2頭は内枠の人気馬だった。
内を立ち回れる先行馬や内枠が有利になりやすく、下級条件馬には差しづらい状態と判定。
当レースはハンデ戦なだけに前走で条件戦を走っていた馬も複数頭出走、差して好走してきた馬には特に信用できそうにない馬場状態と言える。

レース傾向としては年明けに行われるようになった近5年(小倉開催を除く)で8人気以下で3着内へ好走した馬はいずれも4枠より内と内枠が恵まれやすく、現在の馬場状態を考慮すると是非とも抑えておきたい傾向だ。
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日経新春杯

京都競馬場改修工事に伴って昨年に引き続き中京芝2200mでの施行、馬場に関しては上記に近い状態を想定してアプローチしたい。
当レースの傾向としてハンデ戦なのもあってか近10年で7勝を挙げるフレッシュな4歳馬が強い。
昨年は3頭が出走するも掲示板にすら載らなかったがレベルを疑問視された現5歳世代だけに参考外と言える。

対照的に不振なのは出走頭数自体も少ないが、近10年で関東馬の勝利は後にG1馬となったグローリーヴェイズのみ。
昨年は5頭が出走するも3着内に入ることができなかったように有力馬自体がここへ出走して来ない点に注意したい。

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※近10年成績
4歳馬(7,3,0,20)
関東馬(1,0,2,20)

京成杯

土曜のレースは除雪が行われるも少なからず降雪の影響が残り、状態の良い馬場外側を通る外枠の馬が比較的有利に映った。
日曜以降は乾きも進み道中のペース次第では先行馬も粘り込みやすく、後方からの差しも決まる比較的フラットな馬場。
3日間で行われた芝レースは全13レース中10レースで1~3人気が勝利。4人気以下の勝ち馬3頭も4~6人気、8人気以下は連対することがなったように実力が反映されやすい状態と言える。

レース傾向としては前走で1600m以下のレースを経験していた馬の成績が奮わない。
年末に同条件のG1ホープフルSがあるだけにクラシック向きのスピードを兼ね備えた実力馬はそちらへ流れてしまうため、古馬になってから体力が完成するような欧州指向の馬力とスタミナに秀でた馬に向くレースの流れになりやすいためだと推測する。

※前走1600m以下出走馬成績
近10年(1,1,0,21)
2015年(馬場改修後)以降(0,0,0,11)
15年以降+前走1着or重賞5着以内(0,0,0,4)
15年以降+5人気以内(0,0,0,4)