チューリップ賞
今開催の阪神芝1600m外回りコースで行われた全7レースの勝ち馬は1,2人気、3着内へ好走した21頭中17頭が4人気以内で5人気以下の好走時は雨の影響を受けた馬場でのレースと上位人気に推された馬が能力を発揮しやすい状態。
当レースの傾向としては外枠が比較的優勢だが開幕週から芝を張り替えた影響が大きく速い時計も出やすいため、特に道中内ラチ沿いを立ち回れる先行馬や内枠馬が有利になりやすい状況。
開催を通して内が有利になりやすかった昨年の馬場状態に近いため先週同様のアプローチで予想へと入りたい。
※昨年の開催傾向は下記の京都大賞典をご参照ください。
chichicastenango.hatenablog.com
枠 | 成績 |
1 | 2,2,0,8 |
2 | 0,0,1,12 |
3 | 1,0,2,12 |
4 | 1,1,3,12 |
5 | 2,1,1,15 |
6 | 1,1,0,17 |
7 | 3,1,0,16 |
8 | 1,3,3,14 |
1~4 | 4,3,6,44 |
5~8 | 7,6,4,62 |
血統的には近10年で3着内へ好走した30頭中15頭が父サンデー系×母父ノーザンダンサー系の配合馬、17年を除いて父ディープ系の馬も毎年3着内へ好走するなど相性が良い血統。
その他には近10年で出走数に対して栗東へ滞在して本番を見据える関東馬が好成績な点にも注目したい。
所属 | 成績 |
---|---|
関東馬 | 4,2,1,9 |
関西馬 | 7,7,9,95 |
オーシャンステークス
開幕週の中山競馬場芝コースは昨年末以来のAコースで行われ、約2ヶ月間保護されていた馬場内側の状態が良いため内ラチ沿いを立ち回れる先行馬や内枠馬が有利になりやすい。
先週行われた2勝クラス以上の上級条件では4コーナーを5番手以内で通過した馬は特に好調、4コーナーを8番手以下で通過した馬や外枠の1,2人気馬が不振な点からも注意しておきたい傾向と言える。
当レースの傾向としては近10年で6人気以下で3着内へ好走した11頭中8頭が500kg以上の大型馬、昨年よりも時計がかかる傾向にあるタフな路盤なことを考慮すれば馬体重は注目すべきファクターになりそう。
また17年から4年連続で2着へ好走したナックビーナスを始め、スノードラゴン、ハクサンムーン、サクラゴスペルなど過去に好走歴のあるリピーターには警戒が必要だ。
弥生賞ディープインパクト記念
※馬場状態などについてはオーシャンS項へ記載の通りのため割愛させていただきます。
当レースの傾向としては近10年の勝ち馬は前走で1800~2000mのレースへ出走していた馬が9勝と好調ではあるが、マイルG1朝日杯FSへ出走していた馬に関しては8頭中6頭が3着内へ好走している点は見逃せない。
前走から400mの距離延長は体力が完成しきっていない若駒には不利になることも多いローテーションだが、開幕2週目の先行馬が有利になりやすい馬場でレースが行われることが多いことからなのか道中の追走ペースが速いマイルG1を経験していることが有利に働いているためだと推測する。
前走 | 成績 |
---|---|
1600m | 1,4,3,16 |
朝日杯FS(1600m) | 1,2,3,2 |
1800m | 4,2,1,25 |
東スポ杯2歳S(1800m) | 1,1,0,0 |
2000m | 5,4,6,38 |
ホープフルS(2000m) | 1,1,4,8 |
血統的には近10年でレース名にもその名を刻した通り父ディープインパクト産駒が21頭出走して6勝と好成績を挙げる。
昨年は出走がなかったものの15年を除いて毎年のように3着内へ好走、出走した全てのディープ産駒をベタ買いしても儲かってしまう激熱な種牡馬だ。
父ディープインパクト | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|
6,1,2,12 | 330.4% | 108.5% |