競馬マイノリティ

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北九州記念/札幌記念

北九州記念

  • 先週の傾向

京都競馬場改修工事に伴う変則日程で今年も昨年同様に2週開催休みを挟んでレースが行われた先週の馬場は、7月同様にレコードタイムに迫るほどの時計が記録される軽い馬場コンディションであった。
しかし、先月開催1,2週目の内枠馬や先行馬が恵まれやすいタイムトライアル的なレースが頻発しやすかった状態とは打って変わり外枠馬の台頭が目立っており、特に芝1200m戦では、勝ち馬は7,8枠、連対馬は5~8枠からのみの好走であったように明らかなバイアスが発生。
中団以降に構えていた馬の差しも届きやすい路盤へと推移し始めていたことが傾向から見て取れる。

  1. 先週小倉芝コース全体枠別成績
  2. 先週小倉芝コース全体脚質別成績
  3. 先週小倉芝1200m枠別成績
  4. 先週小倉芝1200m脚質別成績
  5. 7月1,2週目小倉芝コース全体枠別成績
  6. 7月1,2週目小倉芝コース全体脚質別成績
  7. 7月1,2週目小倉芝1200m枠別成績
  8. 7月1,2週目小倉芝1200m脚質別成績
  • 近10年8,9月小倉芝Bコース替わり傾向

今年も昨年と同じ開催日程を辿っているが、唯一異なる点として今週からBコースを使用してレースが行われる。
近10年に行われた夏の小倉開催Bコース1,2週目の傾向として、外枠馬や逃げ・先行馬が有利になりやすい傾向が見られている。
先週の傾向では、外枠へ入った差し馬の台頭が見られ始めていたことからもレース当日までの傾向には十分注意しておきたい。

  1. 近10年8,9月小倉芝全体,Bコース1~4日間枠別成績
  2. 近10年8,9月小倉芝全体,Bコース1~4日間脚質別成績
  3. 近10年8,9月小倉芝1200m,Bコース1~4日間枠別成績
  4. 近10年8,9月小倉芝1200m,Bコース1~4日間脚質別成績
  • 近10年のレース傾向

今週からBコース替わりとなるため、近10年Aコース最終週に行われている当レースの傾向は参考にならない可能性があります。
当レースの特徴として、ハンデ戦の芝スプリント重賞なこともあるため如何に早くトップスピードに乗せることができるかが重要となる。
このため斤量の恩恵を受けやすいことから重い斤量を背負いやすい実績馬よりもキャリアの浅いフレッシュな3,4歳馬や前走で条件戦へ出走していた馬が好走傾向にある。
スプリント重賞のイメージとして筋肉量豊富な大型馬が活躍する印象が強く思われがちだが、当レースにおいては479kg以下の比較的小柄な牡・騙馬480kg以上の大型牝馬が活躍している点にも注目しておきたい。
例年であればAコース最終週に行われている当レースは、芝の傷みの進行に伴ってフルゲート18頭で争われこともあるコースであっても大外枠が不利になりづらいのも特徴である。

  1. 近10年性別,所属別,年齢別成績
  2. 近10年斤量別成績
  3. 近10年前走クラス別成績
  4. 近10年馬体重別成績
  5. 近10年馬体重別成績※牡・騙馬のみ
  6. 近10年馬体重別成績※牝馬のみ
  7. 近10年枠別成績

札幌記念

  • 先週の傾向

先週がAコース最終週となった札幌芝コースは雨の影響を受けた馬場でレースが行われた。
これによって芝で行われた全14レースでは7,8枠から3着内好走馬42頭の半数近くに達する18頭が好走、加えて逃げた馬の半数が3着内へ好走しているよう外枠へ入った先行馬が有利になりやすい状況。
コーナーを4回通過することになる芝1800~2000m戦においても同様の傾向が見られており、雨の影響で明らかなトラックバイアスが発生していたことが見て取れる。

  1. 先週札幌芝コース全体枠別成績
  2. 先週札幌芝コース全体脚質別成績
  3. 先週札幌芝1800~2000m枠別成績
  4. 先週札幌芝1800~2000m脚質別成績
  • 近10年札幌芝Cコース替わり傾向

今週からAコースからCコース替わりとなるため内ラチ沿いの芝の傷みが大幅にカバーされる。
札幌はコーナーの半径も緩く、起伏もないため道中での減速要素が少ない平坦な競馬場となっており、コースロスを最小限で済ませやすい内枠馬が有利になりやすいコース構造。
逃げ馬や道中から動いて行ける機動力があるタイプの馬が適正面で有利になりやすく、これにCコース替わりも加わって当レースが行われる芝2000mコースでは特に大外8枠へ入った馬が物理的な不利を受けやすいのが特徴だ。
ただし、先週のように雨の影響が残る馬場でレースが行われた近10年の札幌Cコースの傾向としては外枠馬の不利が少なくなる傾向が見られており、芝2000mコースにおいては道中で中団より後ろへ構えていた馬も成績を伸ばしているように内枠を過信しすぎることは禁物と言える。
レース当日の馬場状態には十分注意しておきたい。

  1. 近10年札幌芝全体,Cコース1~4日間枠別成績
  2. 近10年札幌芝全体,Cコース1~4日間脚質別成績
  3. 近10年札幌芝全体,Cコース1~4日間枠別成績※馬場状態:稍重~重のみ
  4. 近10年札幌芝全体,Cコース1~4日間脚質別成績※馬場状態:稍重~重のみ
  5. 近10年札幌芝2000m,Cコース1~4日間枠別成績
  6. 近10年札幌芝2000m,Cコース1~4日間脚質別成績
  7. 近10年札幌芝2000m,Cコース1~4日間枠別成績※馬場状態:稍重~重
  8. 近10年札幌芝2000m,Cコース1~4日間脚質別成績※馬場状態:稍重~重
  • 近10年のレース傾向※13年(函館開催),21年(札幌Aコース)除く

昨年はオリンピック開催に伴う変則日程によりAコースでレースが行われたが、当レースの傾向として出走頭数自体が少ないものの牝馬や3歳馬が好走傾向にある。
コーナーの半径も緩く、起伏もないコース形状なことから上級条件になるほど道中を速く追走する短距離指向のスピードが求められやすい。
このため前走で東京競馬場のレースへ出走していた馬中でもマイル戦に出走していたトップスピードに長けた馬は当レースへ高い適正を示している。
札幌は洋芝を生育している競馬場ではあるが、ディープインパクトキングカメハメハに代表される日本の主流血統やリーディング上位種牡馬を父に持つ馬のスピードが活かしやすいのも特徴。
また前述の通りコース形状とCコース替わりによって当レースも1枠馬が4勝を挙げているように内枠馬が有利になりやすい傾向が見られているが、当レースはG1馬が複数頭出走してくるスーパーG2としても有名。
ハイレベルなメンバーでのレースとなるため、逃げ馬には厳しい展開が強いられやすく道中で中団より後ろに構えていた差し馬の活躍も目立っている。
JRA発表の馬場状態:稍重で行われたレースにおいては、最内・大外枠逃げ・追い込み馬など極端な枠や脚質の馬が活躍している点にも注目しておきたい。

  1. 近10年性別,所属別,年齢別成績
  2. 近10年前走競馬場別成績
  3. 近10年前走距離別成績
  4. 近10年種牡馬別成績
  5. 近10年枠別成績
  6. 近10年脚質別成績
  7. 近10年枠別成績※馬場状態:稍重
  8. 近10年脚質別成績※馬場状態:稍重