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凱旋門賞馬バゴなど輩出、日本向きのスピードを伝える欧州の名血クードフォーリー牝系

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血統

クードフォーリーは日本競馬を大きく変えたサンデーサイレンスと同じ父ヘイローの血を引く。
自身の代表産駒にマキャベリアンがおり、日本ではヴィクトワールピサシュヴァルグランヴィルシーナらの母父として成功を収めた。
また2004年に凱旋門賞を制覇し、翌年ジャパンカップにも参戦したバゴの3代母としてその名を残す。
同馬は引退後は日本で種牡馬となり、初年度からビッグウィークオウケンサクラなどクラシック戦線で活躍した産駒を輩出したように日本の馬場へ対応できるスピードを秘めた牝系。

特徴

世界的に見ても速い時計が出る日本の馬場へ高い適正を見せたヘイロー系サンデーサイレンスの最高傑作ディープインパクトが現在の日本競馬の主流血統となった。
一方でヘイローの血を引きながら日本で種牡馬入り後、初年度産駒以降はなかなか大物を輩出できていなかったバゴだが、ここ数年インパクトある産駒を輩出している。
ディープインパクトが晩年にコントレイルらの大物を輩出したように、配合や育成ノウハウが蓄積されてきた結果がバゴの産駒にも大きな影響を与えているのではないかと推測する。

ディープインパクトの母ウインドインハーヘアとバゴの父ナシュワンの母は互いにバステッドの血を引く半姉妹であり、両種牡馬はヘイロー×ハイクレア(+バステッド)のニアリー配合馬。
現在バゴの代表産駒となっているクロノジェネシスステラヴェローチェディープインパクトの生産・育成に特に力を入れていたノーザンファーム生産馬。
今後も育成ノウハウなどが流用しやすいノーザンファームが生産・育成に携わるヘイロー×ハイクレア(+バステッド)配合馬は特に注目してみたい。