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スワンステークス
- 今開催の傾向
先週の阪神芝コースはレコードタイムや内回りコースで33秒台前半の上がりが記録されたようにロングラン開催仕様の良好な路盤。
今開催これまでに内回り1400m以下で全11レースが行われたが、最内1,2枠から勝ち馬が出ていないように内外での有利不利が少なく、体力が完成した古馬にとっては特に末脚の要求度が高い馬場コンディション。
※通常開催時は京都芝1400m(外)で行われる条件のため、過去のレース傾向は参考にならないことから割愛させていただきます。
京都競馬場改修工事に伴った変則開催で行われるようになった2020年11月以降で阪神芝(内)1400mでの古馬混合重賞は全7レースが行われた。
輸送の影響が少ない関西馬や前走でG1,G2の重賞レースへ出走していた実績馬が好走傾向で、マイルから中距離指向の実績馬や血統にも向いた傾向が見られている点にも注目しておきたい。
フルゲート18頭で行われるコースなこともありコースロスが大きい大外7,8枠は不振傾向で道中内ラチ沿いをロスなく立ち回れる逃げ・先行馬が有利になりやすい傾向が見られている。
アルテミスステークス
- 今開催の傾向
先週の東京芝コースは雨の影響を受けることもなく、33秒台前半の上がりも記録されたように良好な路盤。
今開催これまでに2歳限定戦は全24レースが行われたが、大外7,8枠へ入った馬が11勝を挙げているように外枠馬が有利になりやすい馬場コンディション。
体力が完成し切っていない2歳馬にとっては末脚の要求度合いは少なく先行脚質の馬が不利になりづらい状況。
今週からBコース替わりとなるため当日の傾向にも注目したい。
- 今開催東京芝全体,2歳限定戦枠別成績
- 今開催東京芝全体,2歳限定戦脚質別成績
- 今開催東京芝1600m,2歳限定戦枠別成績
- 今開催東京芝1600m,2歳限定戦脚質別成績
- 過去8年のレース傾向
2014年に重賞(GⅢ)に格付けされて以降の傾向として輸送の影響が少ない関東馬や前走で1800m以上のマイルよりも長い距離のレース経験馬が好走傾向にある。
ディープインパクトやキングカメハメハ産駒など日本の主流血統が走りやすい条件で出走間隔を詰めて出走していた馬も不利になりづらい。
Bコース替わり初日に行われるレースながら過去8年で6~8枠へ入った馬だけで7勝を挙げているように外枠馬が有利になりやすい傾向も見られている。
- 過去8年所属別成績
- 過去8年出走間隔別成績
- 過去8年前走距離別成績
- 過去8年種牡馬別成績
- 過去8年枠別成績
- 過去8年脚質別成績
天皇賞(秋)
- 今開催の傾向
今開催これまでに芝コースで行われた古馬混合戦全18レースで逃げた馬から1頭も勝ち馬は出ておらず、連対した馬も僅かに1頭であるように体力の完成した古馬にとっては特に末脚の要求度が高い馬場コンディション。
今週からBコース替わりとなるため当日の傾向にも注目したい。
- 近10年のレース傾向
近10年の傾向として牝馬が14頭出走して7頭が3着内へ好走しているように斤量が軽い馬が有利になりやすい。
スタート地点から約100mほどでコーナー部分を迎えるため短距離指向のスピードが問われやすい条件なことから前走でG1安田記念へ出走していた馬は9頭中5頭が3着内へ好走している。
前述の通りスタートから最初のコーナーまでの距離が短く、フルゲート18頭で行われることも少なくないため内外による枠の有利不利が大きいコースなことから内枠馬が有利になりやすく最後の直線距離が長いためスピードに任せて逃げるようなタイプの馬には不向きで逃げた馬は1頭も連対していない。
血統的にはキングカメハメハに代表されるキングマンボ系の産駒が28頭出走して5勝を挙げているのに対してディープインパクト産駒は52頭出走して1勝を挙げるに留まっておりスピード持続力に秀でた種牡馬の産駒に向いた傾向が見られている。
- 近10年性別,所属,年齢別成績
- 近10年斤量別成績
- 近10年前走距離別成績
- 近10年前走レース別成績
- 近10年種牡馬別成績
- 近10年枠別成績
- 近10年脚質別成績