競馬マイノリティ

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今年最後のG1レース

ホープフルステークス

今開催の中山競馬場芝コースは前開催の傾向を引き継ぎ、内枠や内を立ち回れる先行馬が優位な状況。
土曜は朝方は雨も降水量は少なく、日曜は好天にも恵まれ馬場の乾きは進み今開催の傾向に近い馬場状態へと推移した。

当レースは2017年にG1昇格以降の傾向として、3着内へ好走した馬の12頭中9頭が一桁馬番、12頭中9頭が関西所属と内枠や関西馬が優勢。
そしてなんと言っても1番人気が4連勝中かつ近2年はノーザンファーム生産馬が3着内を独占、弥生賞皐月賞と同コースなだけあってクラシック路線を狙う素質馬が能力を発揮しやすいレースである。
5番人気以下で3着内へ好走した馬は1頭のみと固い決着に収まりやすい。血統的には毎年ハーツクライの血を引く馬が好走している点に注目だ。

東京大賞典

ダート競馬の1年を締め括る総決算レース、NAR初の国際競走G1として施行されるようになった2011年以降の傾向として関西馬が9勝と圧倒的。
そもそもこの舞台へ出走できるレベルの関東所属馬自体が少ないという問題はあれど、3着内へ好走した関東馬サウンドトゥルーのみとダート路線の東西間格差には注意しておきたい。
2014,19,20年に好走したNAR所属馬4頭はトライアルレースである浦和記念,勝島王冠へ出走、いずれの馬も連対しての好走だった。