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ダービー卿CT/大阪杯

ダービー卿チャレンジトロフィー

中山芝コースは先週・先々週と雨の影響を受けた状態でレースが行われた。
路盤の状態がタフなこともあり差しが決まりづらく内ラチ沿いを立ち回れる先行馬や内枠馬が有利になりやすい状況。
先週芝で行われた全9レースの勝ち馬は最終コーナーを2番手以内で通過、内8頭は最初のコーナーを3番手以内で通過した先行馬だった。

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今週も週中とレース前日に雨の影響を受け、AコースからBコースへと替わることも先週に近い馬場状態が想定される。
当レースの傾向としても近10年で外枠は不振傾向、Bコース替わりの影響が大きいためか6枠から外の成績は特に奮わない点には注目しておきたい。

成績
1 2,0,1,17
2 2,1,1,16
3 0,3,2,15
4 1,0,1,18
5 4,2,3,11
6 0,2,0,18
7 1,1,1,17
8 0,1,1,17
1~4 5,4,5,66
5~8 5,6,5,63

血統的には近10年で3着内へ好走した30頭中9頭が父も母父もサンデー系ではない馬。
先週芝での全9レースで3着内へ好走した27頭中19頭が父がサンデー系以外の馬、内8頭は父も母父もサンデー系ではない馬。
今年に入ってからの中山芝重賞でも33頭中9頭が好走している点からも日本で繁栄する主流血統とは異なる適正を持った馬が才能を爆発させやすい、今のダートのような適正を問われやすい路盤の状態が追い風となるだろう。

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大阪杯

今開催の阪神芝コースは芝の張り替え、ロングラン開催に耐えうるよう入念に馬場の手入れがされていることから内ラチ沿いを立ち回れる先行馬や内枠馬が有利になりやすい状況。
しかし、先週・先々週と雨の影響を受けた状態でレースが行われたこともあり馬場内側の傷みが進行、今週まではAコースが使用される。
先週芝での全9レースで3着内へ好走した27頭中18頭が5~8枠と外枠優勢、特に雨の影響を強く受けた土曜は逃げ・先行、馬場の回復が進んだ日曜は差し・追い込みが決まりやすい傾向が見られた。

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当レースの傾向としてはG1昇格前を含め近10年で4,5歳馬が好調、特に注目したい点としては関東馬で3着内へと好走した馬は2頭のみと大不振。

年齢 成績
4歳 5,3,5,22
5歳 5,5,2,29
6歳 0,1,3,23
7歳 0,1,0,14
8歳 0,0,0,8
9歳 0,0,0,2
所属 成績
関東馬 0,1,1,28
関西馬 10,9,9,70

逆に好走した関東馬2頭に共通している点は当コースと同じく直線が短く急坂もある小回りコース中山1800~2000m重賞での好走歴があった。
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血統的には近8年連続で3着内へ好走馬を輩出し5勝を挙げるディープインパクト産駒と相性が良い。
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2年続けて好走したキズナアルアインはディープ産駒としては500kg以上の大型馬、キタサンブラックは父ブラックタイドディープインパクト全兄の大型馬。
牝馬で勝利したレイパパレラキシスも500kg以上の雄大な馬体で活躍したシャイニングレイサトノアラジンといった大型ディープ牡馬の兄弟がいる点からも馬体重が大きなヒントになるかもしれない。

阪神芝2000m ディープインパクト産駒成績 勝率 連対率 複勝 単勝回収率 複勝回収率
近5年(2017/04/02~) 40,36,29,171 14% 28% 38% 109% 71%
古馬混合限定(2017/04/02~) 18,22,11,102 12% 26% 33% 136% 72%
大阪杯(近10年) 5,2,5,22 15% 21% 35% 155% 72%