競馬マイノリティ

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2021年総決算年末グランプリレース

中山大障害

年末と春の年2回行われるジャンプG1レース、山あり谷ありの起伏に富んだ国内で他にない障害コースなだけあり相当なスタミナを問われる。
それゆえに過去に好走実績のあるリピーターは有利、初挑戦の馬は起伏が多いタフな馬場で淘汰されてきた欧州指向の血統馬が穴を空ける。
昨年9人気2着ケンホファヴァルトは母父トニービン、19年6人気2着ブライトクォーツの父ワークフォースといずれも凱旋門賞馬で13年8人気2着ハッピーティアの父ホワイトマズル凱旋門賞2着、父父ダンシングブレーヴ凱旋門賞馬。
長きに渡り障害レースの王者であり続けたオジュウチョウサン父ステイゴールドの産駒凱旋門賞2着3回と欧州の馬場へ高い適正を示した。

阪神カップ

Bコースへ替わり4週目、10月から続いたロングラン開催も残すところあと3日。
阪神芝1200~1400m戦はコーナーの形状やゴール前の急坂などの関係から内枠が有利になりやすいコースだが、直線内ラチ沿い5頭分ほどはほぼ全馬が避けて通るほど傷みが進んでいるため物理的に内枠が有利な状態。
先週の内回りコース短距離戦は新馬戦を含め3レース行われ、上級条件の2レースではいずれも内枠の先行馬が展開的にも恵まれやすかった。
人気を背負った外枠の差し馬が取りこぼす結果となり、今週も先週に近い馬場状態が想定されるため枠順には注意を払いたい。

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有馬記念

今開催の中山競馬場芝コースは前開催の傾向を引き継ぎ、内枠や内を立ち回れる先行馬が優位な状況。
しかし、先週土曜メインレースでは前回記事に書かせていただいた傾向通りに前日までの雨の影響を受けた馬場に加えて北風が吹き直線が向かい風なこともあって直線では3コーナーを最後方追走馬が大外一気で差し切り、2~5着馬も最初のコーナーを後方で通過した馬や二桁人気の外枠馬が激走を見せるなど真逆の傾向を示した。

日曜メインレースでは馬場の乾きが進み直線も南風が吹き追い風なこともあり、今開催の傾向通りに内を立ち回った先行馬と二桁人気の内枠馬が恵まれた。
今週も土曜日の天気が雨予報、雨量次第ではレース当日もその影響が大きく残る懸念があるため昨年の有馬記念に近い馬場状態を想定。
現時点では先週土曜と同様に道中後方で競馬をする差し馬や外枠馬に注目して予想に取り掛かりたい。

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