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当たりの柔らかい女性騎手で激変!?ガサツな騎手は嫌いな父ステイゴールド系産駒

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血統

父は大種牡馬サンデーサイレンス×母ゴールデンサッシュは未勝利馬ながら全兄にマイルG1を2勝したサッカーボーイがいる。
2代母ダイナサッシュは父ノーザンテーストの影響を強く受けた馬なこともあり、ステイゴールド自身はキャリア50戦を数えるタフネスホースでもあった。
そして、節目の50戦目がラストランとなった香港ヴァーズで悲願のG1制覇を成し遂げ、日本生産日本調教馬による初海外G1制覇の快挙となった。

特徴

ステイゴールドと言えば凄まじい闘争心の源となっている荒々しい気性で多くの関係者の手を焼いた馬としても有名。
調教中に他馬に乗りかかる、噛みつくなどの行為に及ぼうする他に人に対しても噛みつきや尻っ跳ねで威嚇するなど気難しさを露呈した。
レース中でも鞭を入れるとヨレる、コースから逸走や騎手を振り落とすなどとにかく我が強い馬であった。

ステイゴールドの血を引いた産駒にも我が強い激しい気性が受け継がれているおり、自身の意に沿わない行為には反抗的な一面がしばしば見られる。
このため高い競争能力を持っていながら競馬へ前向きになれない産駒が多い。
しかし、馬の気分を損なわない「当たりが柔らかい」とされる騎手でレースへ臨むと見違えるようなパフォーマンスを見せることがある。
取り分け腕っぷしの強さで馬を抑えようとしがちな男性騎手から比較馬の扱いが丁寧で繊細とされる女性騎手への乗り替わりで激変を見せている。

近年はJRA所属の女性騎手や短期免許等で来日する海外で活躍している女性騎手も増えてきていることからこのパターンには注目しておきたい。

リサ・オールプレス

永島まなみ