競馬マイノリティ

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京王杯SC/ヴィクトリアM

京王杯スプリングカップ

今週からBコースへと替わる東京芝コースは先週までに行われたレース全体の傾向として外枠優勢バイアス。
開幕週から雨の影響を受けたこともあり内ラチ沿いの傷みも進行、加えて馬場中~外側の状態が良いこともあり内を立ち回るアドバンテージが薄れている。

血統的な傾向からもディープインパクト産駒が6勝挙げるように直線で末脚の要求度が高い路盤であると言える。

当レースの近10年の傾向としても5~8枠で9勝を挙げるように圧倒的に外枠が恵まれやすいバイアスが発生している。

当コースはスタートしてから最初のコーナーまで距離も短いこともあり外枠が不利になりやすいコース。
同コースで行われた直近5年の枠順成績からも内枠の成績が優れているように、ここまでの外枠有利バイアスが発生しているレースはまさに異常事態と言える。

今週末は悪天候によりレース当日は雨の影響を受けた馬場状態でのレースが濃厚、雨量次第では末脚の要求度は薄れるため先行馬にも注目してみたい。
近10年で道悪で行われた当レースは外枠or先行馬が特に恵まれやすい傾向が伺える。


先行馬が有利になりやすいように前走1200m以下のレースへ出走し、速い道中ペースを経験していた馬にも合わせて注意が必要だ。


ヴィクトリアマイル

※馬場傾向などについては京王杯SC項へ記載の通りのため割愛させていただきます。
土曜午後から日曜にかけては天候も回復傾向で日本一水捌けの良い路盤を有する東京芝コースは発走時刻までには軽い馬場コンディションへの回復が想定される。
当レースの近10年の傾向としてはJRA発表の馬場状態が良で行われた内8年では5~8枠が5勝を挙げているように比較的外枠が優勢。

血統的な傾向からも近10年の3着内好走馬のおよそ半数がディープインパクト産駒であるように末脚の要求度が高いレース。

どちらのレース傾向も現在の馬場傾向と一致していることから外から差して来れそうなディープインパクトの血を引く馬に注目してみたい。
ディープインパクト産駒の中でも前走で阪神重賞レースへ出走していた馬、特に凡走した馬の巻き返し率が高い点も見逃せない。